ウールの着物、初挑戦

私の好きな着物の種類は、絹やポリエステルの生地でできた「小紋(こもん)」。

小紋は、柄が全体に、上下左右関係なく入っている着物の種類です。

普段着にも、ちょっとしたお出かけにも使える種類。

洋服でいうと、ワンピースみたいなイメージです。

あちこちに着ていけるので使い勝手が良くて、好みの柄もたくさんあるので、小紋をよく買います。

 

一方、普段着代表の着物である紬(つむぎ)は、あまり持ってない。もらったものだけです。

ちなみに紬は、糸を染めてから織るので、小紋よりちょっとかための手触り。

小紋は織ってから染めます。

そして普段着中の普段着着物、ウールや木綿に至っては、1枚も持ってませんでした。

 

私が紬やウール、木綿を私があまり持たない理由は、好みの柄がなかなかないから。

着物は種類によって、柄の傾向があるんです。

小紋だと、エレガントもフェミニンもモードもナチュラルも、何でも割と幅広くあります。

でも紬やウールや木綿は、ナチュラルやモード、シンプルな柄が圧倒的多数です。

私の好きなファッションジャンルは、エレガントやフェミニン。

着物なら、モダン柄や古典柄も好き。

小紋なら好みのエレガント・フェミニン・モダン・古典柄がたくさんあるけど、紬やウールや木綿だと、好きな柄がなかなか見つからないのです。

だから、買いたくても買えない。

好みでない柄を買っても、好みじゃないから着ないので、タンスの肥やしになってしまう。

 

ですがつい先日、ついに好みの柄のウール着物を見つけました!

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嬉しかったので、さっそく着ました。わーい!

麻の葉、七宝、亀甲、花などなど、いろんな柄が入った、寄木づくりみたいな印象のウール着物です。

サッシュベルトと黒のショートブーツ、黒のポンチョ型コートでカジュアルに合わせました。

色が足りなかったので、紫と白のぼんぼりコーム飾りをベルトにさして、赤のつまみ細工を衿につけました。

あとベレー帽も。

 

着た日は雨が降ってしまったのですが、ウールは濡れても平気だし、汚れてもガンガン洗える。便利。

絹の着物は、濡れると縮むので雨の日はちょっと怖いのです。

その点、ウールは気兼ねなく着られます。

これで普段の着物の幅も広がる。

だって濡れるのを気にしなくていい!

嬉しいです。

まだ1回着ただけですが、早くも便利さに重宝しています。

もっとウールの着物を増やしたいけど、こればかりは好みの柄が見つかるか否かによるので、運が良ければ…ですね。

見つかるといいなー!できれば安めので。